天王星は太陽から7番目の惑星で、地球の約4倍の直径(約51,000km)で、質量は地球の約14.5倍あり、主に水とメタン、アンモニアの氷でできた巨大な氷惑星となり大気に含まれるメタンが赤い光を吸収するため、青白く見えます。天王星の明るさは5.7等級で、望遠鏡で高倍率(100倍程度)で見ると、なんとなく青白く小さな円盤状に見えます。本格的に観察するためには40cm以上の口径の大きな望遠鏡が必要となります。

Uranus_2025/11/09
天王星は太陽から7番目の惑星で、地球の約4倍の直径(約51,000km)で、質量は地球の約14.5倍あり、主に水とメタン、アンモニアの氷でできた巨大な氷惑星となり大気に含まれるメタンが赤い光を吸収するため、青白く見えます。天王星の明るさは5.7等級で、望遠鏡で高倍率(100倍程度)で見ると、なんとなく青白く小さな円盤状に見えます。本格的に観察するためには40cm以上の口径の大きな望遠鏡が必要となります。

Uranus_2025/11/09
望遠鏡を使用したら星雲がどのように肉眼でみえるのか?今回はイメージを作成してみましたので、実際の星雲の写真を使用して説明します。
今回の対象は冬を代表する星雲であるM42(オリオン座大星雲)を対象にどのように肉眼で見えるのかを深堀していきたいと思います。まず最初の1枚目は図鑑や天文書籍等に飾られているような、写真で見ると鳥のような形をしていて赤いガスに覆われた全天1美しいといっても過言ではない天体となります。

M42_20251107_01
これを8-10cm程度の望遠鏡を使用してアイピース(接眼レンズ)を肉眼で覗きこんで観察したときの見え方は下記の写真のように見えます。

M42_20251107_02
モノクロに見える理由)
人間の目の網膜には、色を感じる「錐体細胞」と、光のわずかな変化に敏感な「桿体細胞」の2種類の視細胞があります。M42のような天体からの光は非常に微弱です。暗い環境では、色を感じる錐体細胞よりも、感度(明るさの検出能力)を優先する桿体細胞が主に働きます。
そのため桿体細胞は光の強さは捉えられますが、色を識別する能力がないため、結果として天体はモノクロ(白や灰色、または淡い青緑色)に見えることになります。
本当にモノクロでしか見えないか?)
郊外の空のコンディションが良い場合であれば、なんとなく色を感じることが出来ることもありますが、殆どの場合、「・・・のような気がする」というレベルでしか感じることはできません。
NGC6946は、他の銀河と比べて超新星爆発が非常に多く観測されていることから、花火銀河と呼ばれています。過去100年間で10個もの超新星が発見されており、これは天の川銀河での平均頻度(100年に1〜2回)と比べると非常に高い数値となります。
明るさは9.5等級と暗い天体ではありますが見かけの大きさは大きいため、小口径の望遠鏡でも郊外の暗いところであれば、淡い光のしみに見え、10Cm以上の望遠鏡になってくると少しずつ楕円形や円形の淡い広がりに見えるようになります。
構造を確認するためには天文台に設置されているような望遠鏡でないと肉眼での確認は難しいです。

NGC6946_2025/11/1
===データ===
撮影日:2025年11月1日
名称:NGC6946
分類:渦巻銀河
星座:ケフェウス座
等級:9.5
M69と同様に小さく暗い球状星団で、高度も低いことから大気の影響をM69と同様に受けやすい位置に存在していることから観測が難しい星団となります。双眼鏡では恒星とは若干異なるような気がするレベルで確認でき、小口径の望遠鏡で高倍率で観察すると星雲状、30cmを超えたあたりから周辺の星が少しずつ分離して見えてくるという感じとなります。スマート望遠鏡による撮影に関しても、あまりにも小さいことと高度が低いことから写真のとおり星にまで分離することが難しく、全体的にねむい画像になってしまい、相当条件の良い場所で撮影しないと球状星団らしい画像を得ることは難しいです。

M70_2025/11/01
いて座にある球状星団の中でも、小さく目立たない部類の球状星団になります。また、南の空の低い位置に見えることから、大気の影響でさらに観測しにくい星団となります。そのため眼視では双眼鏡や小口径の望遠鏡では星雲状に辛うじて見える程度となり、30cmを超えるような大型の望遠鏡でも球状星団らしい姿を確認するのは相当条件が良くないと厳しいです。高度が低い位置であることから、写真でも若干眠い感じに写ってしまい、スマート望遠鏡の性能では厳しい撮影対象となります。

M69_2025/11/01
まゆ星雲は、若い散開星団を取り囲む、巨大なガスと塵の複合体となり、輝線星雲・反射星雲・暗黒星雲といった3つの星雲の恒星要素があります。
輝線星雲: 星団の中心にある若い高温の星からの紫外線によって、周囲の水素ガスが電離して赤く光っている部分(HII領域)です。
反射星雲: 中心星の光が、周囲の塵に反射して青白く光っている部分です。
暗黒星雲: 星雲の周りや特に西側には、光を遮る濃い塵の雲(バーナード168)が長く尾を引いたように存在し、これが全体をまゆのように包んでいる姿からこの愛称が付きました。
写真で撮影すると大変美しい姿を見せてくれますが、眼視での確認は表面輝度が低いことから困難な対象となります。

IC5146_2025/11/01
===データ===
撮影日:2025年11月1日
名称:IC5146
分類:輝線星雲/反射星雲/暗黒星雲
星座:はくちょう座
等級:7.2
11月5日はスーパームーンと呼ばれ、月が最も地球に近づくタイミング(近地点)が重なることで、月が地球から特に大きく見える現象でニュースで話題になっていました。当然撮影を心待ちにしていましたが、あいにくの空模様のため撮影はできず断念という結果になりました。
スーパームーン自体は撮影できませんでしたが、代わりと言ってはなんですが、満月(望)の直前の、かなり丸い月(十三夜付近)の月の写真を11月3日に撮影していましたので、そちらの写真を掲載いたします。
※十三夜ではなく十三夜付近と記載しているのは11月2日が十三夜となり日付を超えてしまったことから十三夜付近と記載しています。
日本では十三夜の月は、満月(望)から少しだけ欠けた、控えめな美しさが特徴とされており、中国から中国から伝来した十五夜に対し、十三夜は日本で生まれた独自の風習と言われており、十五夜 = 芋名月 (里芋を供える)、十三夜 = 栗名月・豆名月 (栗や豆を供える)といった風習も一部では残っています。

Moon_2025/11/03
スマート望遠鏡であるZWO社のSeestarシリーズにはAI DenoiseというAI機能を活用した天体写真を撮影した際に発生する背景ノイズを自動で除去し、さらに画像の明るさやコントラストを補正して、より見栄えの良い美しい写真に仕上げる機能が搭載されています。
これまでのCMOSセンサーを使用した天体写真ではSharpcap等のソフトを使用してパソコン上で何枚もの写真を合成しカラーバランスの調整やコントラストの調整などを行っていました。しかし、Seestarシリーズには既に何枚もの写真を合成する機能が標準機能として搭載されていることからボタン一つでCMOSセンサーを用いて天体写真を撮影する際に発生するノイズを抑えてカラーバランスやコントラストの調整までスマホの操作一つで簡単に行うことができます。
今回は、AI Denoiseの実際の効果を紹介するために、M31(アンドロメダ銀河)の10秒露出を60回繰り返し合成した画像と、その合成された写真をさらにAI Denoiseで処理を行った写真を比較のため用意しました。
①オリジナル画像 10秒x60枚 (合成露出時間10分)

M31 Original
②AI Denoiseによるノイズ除去済 10秒x60枚 (合成露出時間10分)

M31 AI Denoise
上記の写真から同じ10分間露出の写真でもAI Denoiseの有無でだいぶ印象が変わってきます。
約5万光年先に位置しており、メシエ天体の中でも小さく暗い部類で、球状星団としては星の集中度がまばらなのが特徴となります。小さくて暗い対象となることから、双眼鏡や小口径の望遠鏡では、なんとなく星雲状に淡く見えるか見えないかという感じで探すことも困難ですが、30cm以上の大口径の望遠鏡を使用して初めて球状星団であることが分かり始めます。写真で見ても相当大口径の望遠鏡を使って撮影する等をしない限り、球状星団というよりも星雲状に写ることから、眼視での観察でも写真撮影においても小さくて暗いということがネックになってくると思います。

M72_2025/10/27
===データ===
撮影日:2025年10月27日
名称:M72/NGC6981
分類:球状星団
星座:みずがめ座
等級:9.4