天体観察の出来る日、出来ない日

天体観察が出来ない日といえば雨や雪、曇りの日は観察できないのは当然の話ですが、晴れていても例えば強い強風や上空の大気が不安定な日等も、望遠鏡で月を覗き込むとユラユラして大気の揺らぎが見えて観察しにくい状態になります。
実際、夏と冬でどっちが天体観察に向いている季節かというと、肉眼で星空を見上げたときに冬の方が星がキラキラ瞬いてみえることから冬と答えたくなりますが、星が瞬くというのは大気が不安定な状態ということで、そのような星が瞬いている日に望遠鏡で月等を観察すると結構ユラユラ揺れてみえます。意外と夏の晴れた日の空の方が安定した星空を観察することができたりします。
ちなみに、大気が不安定なときは望遠鏡ではなく双眼鏡での観察に留めておけば比較的綺麗に観察できると思います。

天体観測=暗いところの方が良い

というのが常識となっていますが・・・確かに暗い星空の方が綺麗には見えます。
なので、月明かりですら、星雲や星団の観察をする場合は、光が入ってしまうので避けたいものです。
ただ、月明かりの夜は素直に月の観察をするというのが一番よい選択だと思います。
(なので月明かりの夜は見えない日からは除外ですね)

そして日本の天文ファンの皆様が悩まされる光害ですが、確かに光害はないに越したことはないですが、
月面観察や木星や土星等の明るい天体を観察する場合にはあまり問題視するほどのことはないかと思います。
むしろ都会の明るい夜空だと、少し暗めの星は目視できないので、探しやすいという利点もあります。
ちなみに山奥の所謂降るような星空は確かに魅力的で一度見ると感動しますが、
どれがどの星か探しにくくなる といったことも発生します(笑)

Moon 2025/11/01

Moon 2025/11/01

つまり、大気が不安定なときは双眼鏡でとどめておく、月明かりの夜は月を観察する、光害が強いエリアでは望遠鏡を使った観測でも明るい天体に留めておく、と考えたら天体観察は星空が出ていれば天体観察の出来ない日や場所というのは存在しないということになります。

極端にいえば・・・太陽も黒点観察の対象になるので・・・昼間でも観察できます。

完全によもやま話になってしまいますが、「晴れた日には空を見上げてみる」というのが天文ファンとして正しい姿ではないかと感じます。

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