M97は以前にも紹介していますが、暗い天体のため前回は余り鮮明に撮影できていなかったので長時間露光で撮りなおしたものを掲載します。SeestarS50では暗い天体は10分以上の露光を与えてあげた方が経験上綺麗に仕上がってきますので、明るい天体であれば3-5分、暗い天体は10-60分が目安と考えた方がよいです。

M97_2025/12/27
===データ===
撮影日:2025年12月27日
名称:M97/NGC3587(ふくろう星雲)
分類:惑星状星雲
星座:おおぐま座
等級:9.9
M97は以前にも紹介していますが、暗い天体のため前回は余り鮮明に撮影できていなかったので長時間露光で撮りなおしたものを掲載します。SeestarS50では暗い天体は10分以上の露光を与えてあげた方が経験上綺麗に仕上がってきますので、明るい天体であれば3-5分、暗い天体は10-60分が目安と考えた方がよいです。

M97_2025/12/27
M109は、北斗七星のひしゃくの底にある星「フェクダ(γ星)」のすぐ近くにあるため、導入自体は非常に簡単に導入できますが、暗い天体のため郊外の暗い場所で6-10Cm程度の望遠鏡でなんとか光のシミのように見えます。

M109_2025/12/27
===データ===
撮影日:2025年12月27日
名称:M109(NGC3992)
分類:棒渦巻銀河
星座:おおぐま座
等級:9.7
渦巻型銀河は、その名の通り「渦を巻いた腕」を持つ円盤状の銀河のことで宇宙に存在する明るい銀河の約7割がこのタイプと言われており、私たちが住む天の川銀河もその一種です。

M51 2025/06/28
渦巻銀河は大きく分けて3つのパーツで構成されています。
(1)バルジ(Bulge): 中心にある、星が密集したふくらみ。主に年老いた赤い星が集まっています。
(2)円盤(Disk): バルジを取り巻く平らな部分。ここに美しい「渦巻きの腕」が存在します。若い青い星や、星の材料となるガス・塵が豊富です。
(3)ハロー(Halo): 円盤全体を球状に包み込む広大な領域。非常に古い星や、星団(球状星団)、そして正体不明の「ダークマター(暗黒物質)」が存在すると考えられています。

M74_2025/08/26
なぜ渦を巻くのか?
「密度波理論」と「自己伝播的な星形成」の2つの形成パターンがあります。
(1)密度波理論
「渋滞」と同じ仕組み: 道路で一部の車がゆっくり走ると、そこだけ車が密集して「渋滞の列」が発生します。しかし、車自体は渋滞を通り抜けて先へ進みますが、「渋滞という場所」はそこにとどまり続けます。銀河の腕もこれと同じで、星やガスが銀河を回る途中で、重力の影響によって動きが少し遅くなるエリアができることから、そこが「腕」として見えています。
(2)「自己伝播的な星形成」
銀河が回転しているため、その輝くエリアが引き延ばされて渦に見え、銀河の腕は「固定された形」ではなく、星やガスが絶えず出入りしながら維持されている「波」のようなものとなります。
秋と言えば、アンドロメダ銀河M31でしょ?と言わんばかりに、撮影開始時からM31を撮影していることが多いです。
M31は見た目にも分かりやすいThe銀河で格好もよいのですが、画像編集の仕方でいろいろ変わってきて結果の違いも楽しめることから気軽に観察出来て気軽に撮影できる、でも奥深い天体なので毎回撮影しています。

M31_2025/08/21

M15_2025/07/13
最近は気象条件が中々よくない夏場は、晴れ間を狙って北天最大の球状星団と呼ばれているM13を最初に撮影し望遠鏡の調整を行ったうえで、一番好きな天体である、リング星雲と呼ばれるM57を撮影してから、ウォーミングアップ終了で、夏の星雲探しを行っているような感じです。

M13 2025/06/28

M57 2025/06/28
春先は星団が少ない時期ですが、M3が丁度見える時期でもあることから、望遠鏡のセッティングを兼ねてM3を対象にして各部分の調整を行ってから撮影を開始することが多いです。M3は小口径の望遠鏡でも比較的分離してくれることからピントチェックには最適な対象となります。(当然見ても美しい天体です)

M3_2025/06/28

M51 2025/06/28
都会の明るい星空でも冬の夜空を見上げればオリオン座は確認できることから、数ある星座の中でも王者と呼ばれるぐらい有名で分かりやすい星座です。その中でもオリオン大星雲(M42)は、数ある星雲の中でも珍しく、肉眼でも存在が確認でき、双眼鏡や望遠鏡でもしっかりと観察ができる貴重な観察対象の天体で、写真で撮影すると一際美しい姿が浮かびあがってきます。

M42_2025/12/14
オリオン座が上ってくる季節になると、このオリオン大星雲を最初の撮影のターゲットにしてピントの調整等の望遠鏡の各種調整を行っております。なので、晴れた日に撮影をするタイミングで毎回撮影しているので、フォルダの中はオリオン大星雲の写真が大量にある状態になっています(笑)
IC417は、ガスや塵(ちり)が密集している領域となり、新しい星が次々と誕生しています。
星雲の中心部には、新しく生まれたばかりの青く輝く若い星々の集まりである散開星団もあり、それらが放つ強い紫外線によって周囲の水素ガスが熱せられ、赤っぽく光っており、広がったガスの形がクモの足や体のように見えることからスパイダー星雲という愛称で呼ばれています。
暗い天体であることと、人間の目では感じにくい領域の光であることから双眼鏡や一般的な望遠鏡では確認することは殆ど不可能であり、写真で撮影を行い形状の観察をするというのが基本的な観察の仕方になります。

IC417_2025/12/14
秋から冬にかけて見頃になるM31アンドロメダ銀河と、NGC891非棒状渦巻銀河ですが、これらの銀河はM31が天の川銀河を斜めから見たような感じで、NGC891は真横から見たような感じと言われています。また、観測がしにくい対象ではありますがM74ファントム銀河等は天の川銀河を丁度真上から見たような形状と言われています。(宇宙では上下左右は存在しないのですが、便宜上真上等の表現を使用しています)
①M31アンドロメダ銀河

M31_2025/08/21
②NGC891非棒状渦巻銀河

NGC891_2025/12/14
③M74ファントム銀河

M74_2025/08/26
このように遠くにある他の銀河を観察すると、自分たちの住んでいる天の川銀河の形を想像することが出来るというのは中々興味深いものがあります。実際に天体の構造というのは銀河や星団でも基本的には同じような成り立ちで同じような構造になっていることともいえます。時々壮絶な成り立ちを持っているような天体などもあるので、必ずしも同じではありませんが・・・。
天体観測をする際に眼視であれば写真であれ、その天体の成り立ちや属性を確認しながら、こういう成り立ちだから、こういう構造になっているのだということを考えると「あー これが〇〇星雲か」「あー 綺麗だね」という感想から一歩進んだ見方ができるようになって類似の天体を調べるのも楽しくなると思います。
NGC2254は、NGC2251の南南東に満月1.5個分ほど離れた位置にある散開星団となり、NGC2251よりも遠くにあることから小ぶりで控えめな印象の散開星団となります。暗く小さな天体となることから双眼鏡や小口径の望遠鏡では辛うじて光のシミのような感じで見え、細かな星に分解して観察するには大口径の望遠鏡が必要となります。

NGC2254_2025/11/26