市販されている望遠鏡には、大きく分類すると屈折式(レンズを使用した望遠鏡)、反射式(鏡を使用した望遠鏡)、カセグレン式望遠鏡(屈折式と反射式の良いとこどりをした望遠鏡)の三種類が存在します。各望遠鏡には、それぞれ特徴があることから望遠鏡選びでは、まず知識としてそれぞれのメリットとデメリットをしっかりと押さえて選ぶことから始まります。
| 屈折式 | 反射式 | カセグレン式 | |
| メリット | メンテナンスがほぼ不要 コントラストが高く鮮明な像 筒内気流の影響が少ない |
口径の割に安価 色収差がない 比較的コンパクト |
非常にコンパクト 高倍率が得やすい メンテナンス性が比較的良い |
| デメリット | 高価 (同じ口径なら反射式より高価) 色収差(色にじみ)が発生する |
メンテナンスが必要 (ホコリの付着や清掃) 光軸調整が必要 コントラストがやや劣る |
高価 (反射式よりも高価) 光軸調整が複雑 視野が狭い |
80年代、90年代の望遠鏡のカタログでは、初心者向けの望遠鏡は6CMの屈折望遠鏡がお勧めとなっており、現代においてもメンテナンス性を考えると8CM程度の屈折望遠鏡がお勧めということになります。
反射式に関しては光軸調整やミラー部の清掃等のメンテナンスが必要となり、実際に見ること以外の知識や技術も必要になることからも、2本目以降の望遠鏡としては大変良い選択ではあると思いますが、1本目としては周囲に詳しい人がいるのであれば問題ないですが、そうでない場合は2本目としての選択になってくると思います。
カセグレン式については屈折式と反射式の良いとこどりという感覚がありますが、焦点距離が長いものが多く高倍率専用機(惑星観測向け)となりやすいことと、欠点として、安価に出回っているカセグレン式の望遠鏡では光軸調整が出来ない構造のものもあることや、たとえ光軸調整が出来るものであっても反射式よりも調整が難しいこともあることから、屈折式も反射式も使ったことがあり明確に観測対象を絞ることが出来ているベテラン層向けという感じに受けとらえた方が無難な選択になります。

