2025年12月の星空

12月の最大のハイライト:ふたご座流星群
極大日:12月14日(日)の夜から15日(月)の明け方

観測条件:極めて良好

極大時刻が14日の夕方(17時頃)と予測されているため、14日の夜〜15日の明け方が日本での一番の見頃です。
この時期の月は下弦過ぎの細い月で、深夜過ぎに昇ってくるため、流星群が最も活発な時間帯(夜半過ぎ)は月明かりの影響がほとんどなく、観測には絶好の条件です。

出現数:街明かりのない場所であれば、1時間に20〜25個程度の流星が見えると予想されています。
放射点:ふたご座。午後9時頃から東の空に昇り始め、深夜には空高くに達します。空全体を見渡すように観察しましょう。

1.冬の星座の主役たち
12月は、一年で最も夜が長い月であり、冬の星座が宵の空の主役となります。

・オリオン座:宵の東の空に昇ってきます。中央の三ツ星や、赤く輝くベテルギウス、青白く輝くリゲルが目印です。
・おうし座:オリオン座の先にあり、オレンジ色の1等星アルデバランが輝いています。
・プレアデス星団(すばる):おうし座にある有名な散開星団です。肉眼でも小さな星の集まりとして見え、双眼鏡で見るとさらに美しく見えます。
・月の接近(すばる食):12月31日深夜には、月がこのプレアデス星団を隠す**「すばる食」**という珍しい現象が見られます。

2.惑星と月
・木星
見頃:宵の東の空から昇り、一晩中観測できます。明るさはマイナス2.6等級前後で、夜空で最も明るい星として輝いています。
接近:12月7日(日)の夜、満月を2日過ぎた明るい月と木星が東の空で大接近します。大変見応えがあります。
・土星
見頃:宵の南西の空で観察できます。明るさは$$+0.9$$等級前後です。
接近:12月27日(土)の宵、月が土星に接近する様子が見られます。
・水星
見頃:12月上旬から中旬にかけて、日の出前の南東の低空で観察のチャンスがあります(7日に西方最大離角)。高度は低いですが、見晴らしの良い場所であれば見つけやすいでしょう。

===
※今月の星空はGoogle Geminiにて生成しています。

カテゴリー: 今月の星空 | 2025年12月の星空 はコメントを受け付けていません

ふたご座 NGC2392(エスキモー星雲・ピエロの顔星雲)

かつてはエスキモー星雲と呼ばれていましたが、近年ではエスキモーは差別的とされピエロの顔星雲という愛称でよぶことが推奨されています。見かけのサイズが小さな星雲であることから、小口径の望遠鏡でも存在を確認することはできますが、しっかりと観察するためには大口径の望遠鏡で高倍率で観察する必要があります。

NGC2392_2025/11/26

NGC2392_2025/11/26


===データ===
撮影日:2025年11月26日
名称:NGC2392(エスキモー星雲・ピエロの顔星雲)
分類:惑星状星雲
星座:ふたご座
等級:9.6

カテゴリー: 天体写真日記, 星雲 | ふたご座 NGC2392(エスキモー星雲・ピエロの顔星雲) はコメントを受け付けていません

ろ座 NGC1365(大棒渦巻銀河)

NGC1365の中心には超大質量ブラックホールがあり、太陽の200万倍以上と推定されています。
10等級と大変暗い天体であることから、肉眼や双眼鏡では存在を確認することはできませんが、小口径の望遠鏡では存在自体は確認することができます。腕の構造などが見え始めるのは概ね20cm以上の口径の望遠鏡を用いる必要があります。

NGC1365_2025/11/29

NGC1365_2025/11/29

===データ===
撮影日:2025年11月29日
名称:NGC1365 (大棒渦巻銀河)
分類:棒渦巻銀河(SBb型)
星座:ろ座
等級:10.3

カテゴリー: 天体写真日記, 銀河 | ろ座 NGC1365(大棒渦巻銀河) はコメントを受け付けていません

いっかくじゅう座 NGC2261(ハッブルの変光星雲)

NGC2261は、ハッブルの変更星雲と呼ばれており、数ある星雲の中でも数か月単位で明るさや構造が変わるという性質を持つ珍しい星雲となります。9等級前後ということで大変暗く小さな天体であることから小口径の望遠鏡では郊外の真っ暗な条件のよい星空であれば薄っすらと彗星状の姿が辛うじて確認できるかもしれませんが、眼視で確認するためには大口径の望遠鏡の方が適しているかと思います。

NGC2261_2025/11/26

NGC2261_2025/11/26


===データ===
撮影日:2025年11月26日
名称:NGC2261(ハッブルの変光星雲)
分類:変更星雲
星座:いっかくじゅう座
等級:9

カテゴリー: 天体写真日記 | いっかくじゅう座 NGC2261(ハッブルの変光星雲) はコメントを受け付けていません

いっかくじゅう座 IC447 (かたつむり星雲)

IC447は、見た目が、かたつむりに似ていることから、かたつむり星雲と呼ばれており7.7等級と比較的明るいにも関わらず、反射星雲であることから光が広範囲に広がっていることから見掛けの明るさよりも暗いため肉眼での確認は相当条件の良い星空でない限り難しいです。写真に撮影してもあまりかたつむりっぽさはないような雰囲気に仕上がってしまいました。(もっと長時間露出しないと難しいのかも・・・リベンジします)

IC447_2025/11/26

IC447_2025/11/26


===データ===
撮影日:2025年11月26日
名称:IC447 (かたつむり星雲)
分類:反射星雲
星座:いっかくじゅう座
等級:7.7

カテゴリー: 天体写真日記, 星雲 | いっかくじゅう座 IC447 (かたつむり星雲) はコメントを受け付けていません

いっかくじゅう座 NGC2264(クリスマスツリー星団/コーン星雲)

NGC2264は、明るい星の散開星団の部分と散光星雲の複合となっており、その見た目から散開星団の部分をクリスマスツリー星団、反射星雲の部分をコーン星雲と呼ばれています。散開星団については双眼鏡や小口径の望遠鏡でも確認することができますが、反射星雲の部分は肉眼での確認は広い範囲に光が拡散されていることもあり肉眼での確認は相当条件がよくないかぎりは難しいですが写真では撮影することが可能です。

NGC2264_2025/11/26

NGC2264_2025/11/26

===データ===
撮影日:2025年11月26日
名称:NGC2264 (クリスマスツリー星団・コーン星雲)
分類:散開星団/反射星雲
星座:いっかくじゅう座
等級:3.9

カテゴリー: 天体写真日記, 星団, 星雲 | いっかくじゅう座 NGC2264(クリスマスツリー星団/コーン星雲) はコメントを受け付けていません

星が生まれてくる場所

星が生まれてくる場所、今まさに星が生まれてくる瞬間が一番わかりやすく観察できるのがオリオン大星雲M42の中心部で明るく輝いている部分となりトラペジウムと呼ばれています。トラペジウムで輝いている大きな星は太陽の数十倍の質量を持つ非常に高温で明るい恒星となり、トラペジウムを構成する星は推定30万年程度と若い星が多く存在し、まさしくこの場所で星が誕生しているということになります。オリオン大星雲とトラペジウムは、星団と、それを育む巨大なガス雲という密接な関係にありますが、太陽の数十倍の質量を持つ恒星となると、その寿命は短いため数百万年後にはトラペジウムを構成している恒星が超新星爆発を起こしオリオン大星雲のガスも吹き飛ばしてしまうと言われています。

(1)カラーで撮影してM42を主体に撮影した場合、真ん中の明るい部分となります。

M42_20251107_01

M42_20251107_01

(2)こちらは前の日に眼視でみたときの見え方例として撮影したもので、カラー写真では明るく白つぶれしていた部分に散開星団であるトラペジウムと呼ばれる星団が確認できます。

M42_20251107_02

M42_20251107_02

カテゴリー: 四方山話, 天文辞典 | 星が生まれてくる場所 はコメントを受け付けていません

とも座 散開星団

とも座の付近には散開星団が沢山あります。主な散開星団としてはM46、M47、M93といったメシエ天体カタログにも掲載されているもので小口径の望遠鏡でも愉しめるものとなります。マイナーな散開星団も複数存在しており、正しく散開星団の宝庫となっています。散開星団が多く存在する理由は、天の川が通っている領域であることから、比較的地球からも近い位置に存在している散開星団を多く確認することができます。
一口に散開星団といっても実際は1つ1つ個性的な形状をしており、冬から春にかけて散開星団の見比べ等を行ってみてもよいかもしれません。

M46_2025/11/19

M46_2025/11/19

M47_2025/11/19

M47_2025/11/19

M93_2025/11/19

M93_2025/11/19

NGC2479_2025/11/19

NGC2479_2025/11/19

カテゴリー: 天体写真日記, 星団 | とも座 散開星団 はコメントを受け付けていません

とも座 M46+NGC2438 (NGC2438に注目)

少し前にM46を撮影しましたが、空の条件が良い日に撮影できたので今回は散開星団の中に存在しているNGC2438に焦点を充てて説明します。M46とNGC2438は同じ位置に見えるので何かしらの関係性がありそうに見えますが、実際のところ物理学的に視線速度が異なることから両者は全く関係のない天体であるとされています。(地球からは、たまたま同じ方角に見えていて被って見えるので同じもののように見えているだけということです)
※トリミング加工を行う前提でSeestarS50で4K撮影を行いあとからトリミングを行いました。

(1)M46+NGC2438・・・こちらがM46(散開星団)の全体像となります。よく見ると画面の中心付近にNGC2438(星雲)が小さく見えます。

M46_2025/11/19

M46_2025/11/19

(2)NGC2438・・・NGC2438(星雲)をトリミング加工してズームしました。

M46_2025/11/19

M46_2025/11/19

カテゴリー: メシエ天体カタログ, 天体写真日記, 星団, 星雲 | とも座 M46+NGC2438 (NGC2438に注目) はコメントを受け付けていません

とも座 NGC2479

NGC2479は見掛けサイズは大きいものの密集度も低く、殆どが10等級よりも暗い星であることから、郊外の暗い星空であれば双眼鏡や小口径の望遠鏡でも存在を確認することができますが、都心の明るい星空であれば大口径の望遠鏡を使っても、それが散開星団であることを初見で認識することは難しい天体といってもよいかもしれません。写真に撮っても私見ではありますが、散開星団なのかなぁと自分でも自信がなくなりそうな感じで、星空の中でなんとなく星が集まっているような気がするというレベルとなります。

NGC2479_2025/11/19

NGC2479_2025/11/19

===データ===
撮影日:2025年11月19日
名称:NGC2479
分類:散開星団
星座:とも座
等級:10

カテゴリー: 天体写真日記, 星団 | とも座 NGC2479 はコメントを受け付けていません