うさぎ座 M79/NGC1904

双眼鏡では星にまで分解できないことから星雲状に見え、小口径(6CM程度)の望遠鏡では星雲とは明らかに異なるようには見えますが、はっきりと球状星団であることまでは分からないです。中口径である10~20CMの望遠鏡になってくると球状星団であることが分かってきて大口径の30CM以上の望遠鏡で見るとはっきりと球状星団らしい球状星団に見えます。
近年の研究によるとM79は元々別の銀河で生まれた球状星団が銀河系(天の川銀河)に引き寄せられて捕獲されたのもということが分かっています。なので、他の球状星団は銀河面にあるのが通常であるのですが、こちらのM79は遠く離れた場所に存在しています。

M79_2025/09/26

M79_2025/09/26

===データ===
撮影日:2025年9月26日
名称:M79/NGC1904
分類:球状星団
星座:うさぎ座
等級:8.16

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オリオン座 NGC2024

NGC2024は見かけの等級は明るい星雲ではありますが、眼視での確認は困難かと思います。(正直見えた記憶はありません)
写真では馬頭星雲と同じくよく写る印象で、その形状からも迫力のある写真となります。

NGC2024_2025/09/24

NGC2024_2025/09/24

===データ===
撮影日:2025年9月24日
名称:NGC2024
分類:散光星雲
星座:オリオン座
等級:2

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オリオン座 IC434(馬頭星雲)

オリオン座にあるIC434は馬頭星雲の呼び名で知られている星雲となります。
厳密にはIC434自体は周辺の散光星雲に付けられた符号となり、象徴的な馬頭の部分の暗黒星雲はBarnard33という符号の付けられたものになります。暗黒星雲自体は周囲よりも高密度の星間ガスや宇宙塵が、他の宙域より濃く集まっている領域で黒く影となって見えており、何もないように見えますが、ここで新しい星が生まれる環境となっており馬頭星雲の中でも新しい星が生まれ続けています。
肉眼では確認はできませんが、写真では比較的よく写ることと、特徴的な馬頭の部分がはっきりと写ることからも天体写真をやっている人ならオリオン大星雲(M42)と合わせて撮影対象にすると映える写真が撮りやすい星雲となります。

IC434_2025/09/23

IC434_2025/09/23

===データ===
撮影日:2025年9月23日
名称:M37/NGC2099
分類:散光星雲/暗黒星雲
星座:オリオン座
等級:ー

IC434_2025/11/03

IIC434_2025/11/03


===データ===
撮影日:2025年11月3日
名称:M37/NGC2099
分類:散光星雲/暗黒星雲
星座:オリオン座
等級:ー

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2025年10月の星空

1.秋の星座
秋の大四辺形:ペガスス座の3つの星とアンドロメダ座の1つの星で構成される「秋の大四辺形」は、10月の夜空で最も目立つ存在です。これを基準にすると、他の星座を探しやすくなります。
アンドロメダ座とアンドロメダ銀河(M31):大四辺形から続くアンドロメダ座の星をたどっていくと、私たちの銀河系の隣に位置する巨大なアンドロメダ銀河を見つけることができます。肉眼ではぼんやりとした光の塊に見えますが、双眼鏡を使うとよりはっきりとその広がりを観察できます。
みなみのうお座とフォーマルハウト:南の空の低い位置に、秋で唯一の一等星フォーマルハウトが輝いています。これは「秋のひとつ星」とも呼ばれ、静かに夜空を照らしています。

2.惑星と月
金星:10月は「宵の明星」として、夕方の西の空でひときわ明るく輝きます。5日と6日の夕方には、細い月と並んで見え、美しい共演を観測できます。
土星と木星:土星は引き続き宵の南東の空で見ごろを迎えています。また、夜更けには東の空から木星が昇り始め、徐々に観察しやすくなります。
中秋の名月:今年の中秋の名月は10月6日です。翌7日が満月となりますが、月と土星が近くに見え、幻想的な月見を楽しめるでしょう。
月と惑星の接近:10月は、月がさまざまな惑星に近づく現象が何度かあります。特に、13日には木星と、19日には金星と、23日には火星と月が接近する様子が見られます。

3.流星群
オリオン座流星群:毎年活動する流星群で、10月21日頃に極大を迎えます。母天体は有名なハレー彗星で、比較的明るく、流星痕(流れたあとに残る光の筋)が見えることもあります。今年の極大の頃は新月となるため、月明かりの影響がなく、観測には絶好の条件です。
10月りゅう座流星群:10月9日頃に極大を迎えますが、小規模な流星群であり、今年は月明かりの影響も大きいため、観測はやや難しいでしょう。

4.レモン彗星(C/2025 A6 Lemmon)
レモン彗星の観測条件
時期:10月下旬から11月上旬にかけてが最も良い観測時期です。
明るさ:最大で4等級程度まで明るくなると予想されており、これは空の条件が良ければ肉眼でも見える明るさです。双眼鏡を使えば、より見つけやすくなります。
位置:
10月上旬から中旬にかけては、未明から明け方の北東の空に見えます。
10月中旬以降は、夕方から宵の北西から西の空に移ります。
レモン彗星は、2025年10月21日に地球に最も接近するほか、11月8日には太陽に最も近づく「近日点」を通過します。この時期は明るさがピークに達すると予測されています。

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※今月の星空はGoogle Geminiにて生成しています。

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ペルセウス座 NGC1499(カリフォルニア星雲)

肉眼では双眼鏡や望遠鏡を使用しても見えませんが、写真で撮影すると綺麗な星雲が浮かび上がってきます。
肉眼では見えませんが、写真でみるとカリフォルニアと同じような形に見えることから、カリフォルニア星雲と呼ばれています。

NGC1499_2025/09/22

NGC1499_2025/09/22

===データ===
撮影日:2025年9月22日
名称:NGC1499(カリフォルニア星雲)
分類:散光星雲
星座:ペルセウス座
等級:-

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【第三回】はじめての望遠鏡の選び方(予算別の望遠鏡)/最終回

あくまでも「はじめての」というお題であることから、ベテラン層や写真を撮るための機材選びではなく、はじめて触る入門機の選び方に特化している記事であることから、あくまでも手軽に見ることを目的とした「はじめての天体望遠鏡の選び方」としては最終回となります。
ここでは、「第一回」「第二回」で掲載した内容を踏まえて初めて触る望遠鏡を予算別に望遠鏡を選定してみました。

Amazonでは国内製でも海外製でも粗悪品のメーカーの製品が実際に多くあり、例えば対物レンズがアクロマート等の光学レンズですらなく、ただの百均の虫眼鏡レベルのものを付けていたり、過剰倍率の望遠鏡を平気で販売していたりと、土星の環すら見えないようなものが出品されています。
異様に自ら品質を謳っているいるようなメーカーや日本製を異様にPRしていたり、中間マージンがないから格安みたいなことを売りにしているような商品は最低限選んではいけない製品が非常に多い印象です。(その中に当たりは全くないということでも無いでしょうが・・・)

購入時に満足できる性能だけで見ると「予算1万円前後」でも構いませんが、長い年月使い続けることを考えると「予算3万円前後」の方が圧倒的に良いと思います。

【選定ポイント】
(1)組み立てが簡単であること
(2)メンテナンスが簡単であること
(3)最低限アクロマートレンズ(光学レンズ)を使用していること
(4)Amazonの評価以外に個人のBLOG等でもレビューが掲載されており評判が良いこと
(5)安価な価格であること

1.予算1万円前後
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メーカー:SVBONY
型番:SV501P(口径:70mm、焦点距離:400mm)
価格:\11,680 (Amazon:https://amzn.asia/d/iy2oovl )
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SVBONYは国内の望遠鏡メーカーのOEM製造を手掛ける等、中国メーカーではありますが、比較的評判のよいメーカーとなります。
1万円前後で購入できるものの中では比較的評判もよく土星の輪を確認することであれば問題のない性能を有しています。
ただ価格相応の部分で、短焦点すぎることもあることから高倍率には適さないことと、三脚は弱いことから慣れてきたらカメラ三脚で大き目なものに変更されることをお勧めしますが、最初に見たい対象である土星・木星・月面・M42等の明るい星雲等を見るには充分なスペックではあります。
次のステップの大きな望遠鏡を購入したとしても、欠点として挙げた短焦点であることは有利に働きファインダー代わりに使用する等の利用幅はあるかと思います。

2.予算2万円前後
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メーカー:ビクセン
型番:スペースアイ700(口径:70mm、焦点距離:700mm)
価格:\22,000 (Amazon:https://amzn.asia/d/9HmFUDS )
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言わずと知れた国内大手望遠鏡メーカーであるビクセンのスペースアイ700は予算1万円で紹介したSV501Pよりも長い焦点距離である700mmという焦点距離となりますので、ある程度の高倍率も出しやすい機種となります。
特徴として微動雲台となっているので、ハンドルを回転させ天体導入時の微調整も行えることもあり、ベテラン層がサブで持っていても日常使いの望遠鏡としても十分な性能があります。
 
3.予算3万円前後
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メーカー:ビクセン
型番:モバイルポルタA70LF(口径:70mm、焦点距離:860mm)
価格:\37,000 (Amazon:https://amzn.asia/d/h2mLWGp )
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鏡筒としては焦点距離が若干長くなったこともありますが、適切な焦点距離のおかげで、この3機種の中では色収差も目立ちにくい印象です。
またモバイルポルタはハンドル操作だけではなく手で直接スムーズに動かせるフリーストップとなっているので一番使いやすいため、予算が許すのであれば一番オススメです。(ポルタ経緯台やモバイルポルタ経緯台は長年天文を趣味にしている人でも使っているような定番商品ですので、本当に長く使えます)

【海外メーカーの望遠鏡は粗悪品か?】
 海外メーカーの望遠鏡だからと言って、必ずしも粗悪品ではありません。(断言します)
逆にいうと国内メーカー製の望遠鏡でも粗悪品は数多く存在します。国内メーカー製で評判の良い望遠鏡が実は中国製のOEMで作られた望遠鏡であること等ざらにあることです。(むしろ近年の望遠鏡事情からすると海外で組み立て製造されたものだらけです)レンズの性能差でいうと確かに国内メーカーの方が性能が担保されている傾向がありますが、海外製の望遠鏡でも一定の価格帯以上の望遠鏡では日本製のレンズが使われていることが多いです。
望遠鏡=工業製品であることからスマホ等と同じで部品レベルで見ると様々な工場で作られた部品の組み合わせですので、設計がしっかりされているかいないかの違いや検品がしっかりされているかの違いが大きいと思います。
組み込み精度や仕上げの丁寧さというところの違いは個人的には生産国の違いよりも販売価格に比例しているケースの方が多いと思います。同じ仕様で評判がよかったり悪かったりするのは設計や製造工程に起因するというよりも出荷前に検品をしっかりしているか否かなので、当然検品がしっかりされていれば、どこの国で製造しようとも価格は似たような金額になります。(そもそも同じ素材のパーツを使っていたら海外だろうと国内だろうと材料費はあまり変わらず、金額を左右する大きな要因は人件費や保管・輸送コストの方が大きくウェイトを占めていているからです)

【日常使いの望遠鏡】
 望遠鏡というものは、大きくなればなるほど沢山の光を集めることが出来ることから、性能だけで見ると当然大きな望遠鏡の方が性能は良いです。またEDレンズやSDレンズ等を使用した何十万円もするような高価なレンズを使用したレンズの方が良好に色消しをおこなっていることから色収差が少なくスッキリした見え方になってきます。しかし、ここで紹介している望遠鏡は小型でアクロマートレンズで完璧とはいえない色収差の残るレンズのもので、価格帯も安価なものとなります。
 ここで考えて貰いたいことは、望遠鏡というのは日常使い出来るものが最初の望遠鏡としてはふさわしいのではないか?ということです。たとえどんなに性能がよくても大きくて重くて扱いにくい望遠鏡は余り使用されずに埃を被ってしまう可能性が高くなります。それよりも仕事や学校から帰ってきて、「今日は晴れてるから見えるかな?」と数分で組み立ててベランダで直ぐに使える方がメリットではないかと思います。
 本サイトでも「郊外の暗いところで」というような表現があるとおり、どんなに性能が良い望遠鏡でも暗い郊外の夜空には叶いません。その暗い郊外の星空を求めて移動する場合でも、ちょっとした望遠鏡バッグに詰め込んで移動することが出来ることは大きなメリットとなります。
 写真撮影やガッツリとした観察をしたいとい要望は確かに大事です。ただ、そのレベルを求める方は、少なくとも「はじめての・・・」ではないので、自身の求める性能を持つ望遠鏡を選択するのは必然であると思いますので、大口径の望遠鏡や特殊レンズを搭載した望遠鏡にするべきだと思いますし、知識があるのであれば大きな反射式望遠鏡や変わったところでドブソニアン等でも構わないと思います。

【自動導入装置について】
 写真撮影をするためにはあった方が確実に良いと思いますが、必須ではないと思います。
特に「はじめての望遠鏡の選び方」という点では自動導入装置での対象の導入よりも、星図とファインダーで自分の手で天体を探すという体験の方が大事だと思いますので、最初のうちは自動導入装置は不要と考えています。

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ぎょしゃ座 M38/NGC1912

双眼鏡や小口径の望遠鏡でも星に分解することができますが。散開星団ということもあり、少し寂し気な星のあつまりと見えます。
大口径の望遠鏡でも見え方は余り変わらず、写真に撮っても肉眼との印象にはあまり差異はない印象です。

M38_2025/09/17

M38_2025/09/17

===データ===
撮影日:2025年9月17日
名称:M35/NGC1912
分類:散開星団
星座:ぎょしゃ座
等級:6.4

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ぎょしゃ座 M37/NGC2099

ぎょしゃ座に属するM36,M37,M38の散開星団のなかで一番規模がおおきく、双眼鏡、小口径の望遠鏡でもしっかりと楽しめ大口径になればなるだけ星が沢山みえてくるとい球状星団のような散開星団です。(形はThe散開星団ですのであしからず)

M37_2025/09/18

M37_2025/09/18


===データ===
撮影日:2025年9月18日
名称:M37/NGC2099
分類:散開星団
星座:ぎょしゃ座
等級:5.6

M37_2025/11/03

M37_2025/11/03


===データ===
撮影日:2025年11月3日
名称:M37/NGC2099
分類:散開星団
星座:ぎょしゃ座
等級:5.6

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ぎょしゃ座 M36/NGC1960

双眼鏡や小口径の望遠鏡でも低倍率で10個ほどの星には分解することができ、大口径の望遠鏡では写真と似たような印象で肉眼でも楽しめます。
個人的な感想とはなりますが、散開星団に関しては双眼鏡や小口径の望遠鏡の方が、分解されて見える星が少ないことから、なんとなく星が集まってボンヤリとした感じにみえることから眼視においては、双眼鏡や小口径の望遠鏡の方が探しやすいと思います。

M36_2025/09/17

M36_2025/09/17

===データ===
撮影日:2025年9月17日
名称:M36/NGC1960
分類:散開星団
星座:ぎょしゃ座
等級:6.0

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ふたご座 M35/NGC2168

ふたご座にあるM35は、かつては球状星団に分類されることがあったとされる散開星団となります。
双眼鏡から中小口径の望遠鏡でも楽しめる天体となりが、撮影日はあいにくの曇り空の隙間からの撮影したもので、球状星団と見間違えるほどの散開星団の姿をとらえることが出来ませんでした。(この画像だとただの散開星団にしか見えてません・・・)
※こちらの写真は晴れた日に撮り直しをおこなって再掲載する予定です。

M35_2025/09/17

M35_2025/09/17

===データ===
撮影日:2025年9月17日
名称:M35/NGC2168
分類:散開星団
星座:ふたご座
等級:5.3

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