ろ座銀河団は、地球から約6,000〜6,500万光年の距離に存在しており、1億光年以内の領域ではおとめ座銀河団に次いで2番目に空間密度が高い銀河団です。600個以上の銀河で構成され、主に南天のろ座の領域内に位置しています。小さな銀河の集まりのため望遠鏡で1つ1つを観測するというよりも望遠レンズや短焦点望遠鏡の直焦点撮影で銀河団全体を捉えると、渦巻型銀河や棒状銀河等様々な銀河が写ってにぎやかな写真になると思います。
用語説明)
①銀河団
→銀河団は、数百から数千個の銀河が互いの重力によって集まった銀河の集団のことを言います。
②銀河群
→銀河団よりも小規模の銀河の集団のことを指しますが具体的に銀河団と銀河群で〇以上の銀河なら等といったような定めはなく定義としては曖昧です。

Fornax-Cluster_2025/10/18
===データ===
撮影日:2025年10月18日
名称:NGC1399等(ろ座銀河団)
分類:複数銀河
星座:ろ座
等級:-

