望遠鏡を取り扱う際に必要になる基本的な用語をまとめました。購入する際にカタログ等でスペックを確認するために必要になったり、実際に使用する際にも必要になる用語となるので、望遠鏡を使う場合は、こちらの言葉を覚えておくと説明書を読んで理解することが出来るようになると思います。メーカーさん次第では細かな説明書は無しや説明書があっても専門用語については細かな説明がないこともあるので、しっかり事前知識として覚えておくと便利だと思います。
1.性能・光学系の用語
2.鏡筒の種類
3.架台の種類と機能の用語
| 架台 | かだい | 鏡筒を三脚に取り付け、保持・操作するための土台(マウント)部分。経緯台と赤道儀の2種類が主流です。 |
| 経緯台 | けいいだい | 上下(高度)と左右(方位角)の2つの軸で鏡筒を動かす方式。構造が簡単で直感的な操作が可能ですが、天体を追尾する際は上下左右の操作が必要です。 |
| 赤道儀 | せきどうぎ | 赤経軸(天体の東西方向)と赤緯軸(天体の南北方向)を持つ方式。極軸を天の北極(または南極)に合わせると、赤経軸を動かすだけで天体の日周運動を追尾できます。 |
| 極軸合わせ | きょくじくあわせ | 赤道儀を使用する際、赤経軸を地球の自転軸と平行になるよう、天の北極(北極星付近)に向ける作業。正確な追尾に必須です。 |
| 追尾 | ついび | 地球の自転による天体の日周運動に合わせて、望遠鏡の向きを少しずつ動かし、常に天体を視野の中心に捉え続けること。 |
| 導入 | どうにゅう | 目的の天体を望遠鏡の視野の中心に入れる操作。ファインダーや自動導入装置が使われます。 |
| 自動導入 | じどうどうにゅう | コンピュータ制御により、観測したい天体の名前を入力するだけで、望遠鏡が自動的にその天体に向けられる機能。 |
| 微動装置 | びどうそうち | 望遠鏡の向きを少しだけ動かし、天体を正確に視野に入れるための微調整機構。 |

