星が生まれてくる場所、今まさに星が生まれてくる瞬間が一番わかりやすく観察できるのがオリオン大星雲M42の中心部で明るく輝いている部分となりトラペジウムと呼ばれています。トラペジウムで輝いている大きな星は太陽の数十倍の質量を持つ非常に高温で明るい恒星となり、トラペジウムを構成する星は推定30万年程度と若い星が多く存在し、まさしくこの場所で星が誕生しているということになります。オリオン大星雲とトラペジウムは、星団と、それを育む巨大なガス雲という密接な関係にありますが、太陽の数十倍の質量を持つ恒星となると、その寿命は短いため数百万年後にはトラペジウムを構成している恒星が超新星爆発を起こしオリオン大星雲のガスも吹き飛ばしてしまうと言われています。
(1)カラーで撮影してM42を主体に撮影した場合、真ん中の明るい部分となります。

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(2)こちらは前の日に眼視でみたときの見え方例として撮影したもので、カラー写真では明るく白つぶれしていた部分に散開星団であるトラペジウムと呼ばれる星団が確認できます。

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