一番身近な天体でありながら、実は知らないことがたくさんある月。
とらねこ天文台では、地球から常に見えている月の表側の主要な地形をまとめたオリジナルマップを作成しました。 この月面図を片手に、望遠鏡や双眼鏡でお月さまのひみつを探してみませんか?
【 月面図の見どころ紹介】
このマップでは、月の代表的な地形を大きく2つのカテゴリーで紹介しています。
1. 月の「海」と「大洋」
月面の黒っぽく見える平原部分は「海」と呼ばれています。実際には水はなく、太古の火山活動で流れ出た玄武岩という溶岩で覆われた広大な平原です。
- 静かの海: 1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸を果たした歴史的な場所です。
- 嵐の大洋: 月面で最も広く、西側の大部分を占めています。
- 危機の海: 東側の縁にぽつんと丸く見える、とても見つけやすい海です。
2. 特徴的なクレーター
隕石の衝突でできた、すり鉢状のくぼ地です。
- ティコ・クレーター: 南部にあり、満月の頃には四方八方に白く伸びる光条(レイ)という筋が美しく輝きます。
- コペルニクス・クレーター: 立派な光条を持ち、海と大洋の境界付近に位置します。
- アリスタルコス・クレーター: 月面で最も明るく輝いて見えるポイントの一つです。
【もっと楽しむための観察ヒント】
月面図を使って、よりダイナミックな「月面散歩」を楽しむためのコツをご紹介します。
- 「欠け際」を狙おう! 満月の時は全体が明るく平坦に見えますが、半月などの欠け際(光と影の境目)を観察してみてください。太陽の光が斜めから当たるため、クレーターの凹凸や山脈が立体的に浮かび上がり、迫力満点の姿が見られます。
- 虹の入江を探そう 海の周辺にある入江の中でも、虹の入江は特に美しく、欠け際に位置する時はその半円形の姿をはっきりと観察できます。
【ワークシートに観察記録を残しましょう】
- 小学生のみなさんへ、わくわく月面かんさつワークシートも用意しました。望遠鏡や双眼鏡で観察したら、月面の様子をスケッチに書いて、気づいたことを記録として残しましょう。
【ダウンロードはこちら】
下記のリンクよりPDFファイルをダウンロードして、印刷したりタブレットで表示したりしてご活用ください。
【メッセージ】
望遠鏡を覗きながら月面図と実際の地形を見比べるのは、まるで宝探しのような楽しさがあります。まずは目立つ「危機の海」や「ティコ」から見つけて、そこから徐々に他の地形へ広げていくのがおすすめですよ!
***夏休みの自由研究にぴったり!***
月面図を見ながら実際の月を観察してスケッチと見たクレータの名前を学習して、気づいたことをワークシートに記録してください。満月だけではなく三日月などの日にも観察して見え方の違いについても記載できれば立派な自由研究になります。