M13_2026/05/17
M13_2026/05/17

【基本データ】

M番号: M13
NGC番号: NGC6205
愛称: ヘルクレス座球状星団
天体の種類: 球状星団(きゅうじょうせいだん)
星座: ヘルクレス座
見頃の季節: 夏
視等級(明るさ): 約5.8等
地球からの距離: 約25,000光年
見かけの大きさ: 約20分角

【見え方の目安】

肉眼: △(空の暗い場所で、十分に暗順応した目とそらし目を使えば、ぼんやりとした光のシミとして見えることがあります)
双眼鏡: 〇(丸くぼんやりとした光の集まりとして、比較的はっきりととらえることができます)
小口径望遠鏡(5~9cm): ◎(条件が良ければ、周辺部の星が分かれて見え始め、球状星団らしい姿を楽しめます)
中口径望遠鏡(10~19cm): ◎(周辺部を中心に多数の星が分離して見え、密集した星々の美しい姿を楽しめます)
大口径望遠鏡(20cm以上): ◎
(中心部まで多数の星が細かく分解され、息をのむような美しさを楽しめます)

※見え方は、望遠鏡の口径だけでなく、空の暗さ、透明度(とうめいど)、月明かり、倍率(ばいりつ)、観測者(かんそくしゃ)の暗順応(あんじゅんのう)などによって大きく変わります。

【特徴と解説】

M13は、夏の頭上に輝くヘルクレス座を代表する、北半球で最も有名な球状星団の一つです。地球からは約25,000光年離れた場所にあります。数十万個ともいわれる無数の星々が、ボールのようにぎっしりと丸く集まっており、その規模と明るさから全天一美しいと評されることも多い、夏の夜空を代表する大傑作です。

直接目で覗く眼視による観測でもその美しさは際立っています。小口径の望遠鏡でも周辺部の星が分離して見え始め、口径が大きくなるほど、密集した星々が細かく分解されていく様子を楽しむことができます。

写真撮影でも非常に魅力的な天体です。スマート天体望遠鏡を使えば、比較的短時間のライブスタッキングでも、無数の星々がびっしりと集まった姿を鮮明にとらえることができます。

まさに図鑑で見たままの宇宙の世界が、目の前にそのまま広がるような感動を味わえる天体です。

【観測のポイント】

M13は視等級約5.8等と比較的明るい星団ですが、肉眼で見つけるには暗い空と十分な暗順応が必要です。特に街明かりの多い場所では、肉眼で確認するのは難しくなります。一方、M13はヘルクレス座のζ星(ゼータ星)とη星(イータ星)を結ぶ線の近くにあり、星図を使えば比較的容易に導入できます。

自動導入装置(見たい星や天体を自動で探してくれる機能)がついていない望遠鏡でも、星図を頼りに自力で導入しやすい、おすすめの対象です。

小口径の望遠鏡でも、条件が良ければ周辺部の星が分離して、球状星団らしい姿をしっかりと確認できます。約25,000光年も離れた場所にあるとは信じられないほど、見ごたえのある姿を楽しんでみてください。

【撮影データ】

撮影日: 2025年6月28日
撮影機材: スマート天体望遠鏡 Seestar S50