M7_2025/08/19

【基本データ】

M番号: M7
NGC番号: NGC6475
愛称: トレミー星団
天体の種類: 散開星団(さんかいせいだん)
星座: さそり座
見頃の季節: 夏
視等級(明るさ): 3.3等
地球からの距離: 約980光年
見かけの大きさ: 約80分角

【見え方の目安】

肉眼: 〇(空が暗い場所なら、星が集まった光の雲のように見えます)
双眼鏡: ◎(広い視野いっぱいに広がる、美しい星の並びを楽しめます)
小口径望遠鏡(5~9cm): ◎(低倍率で、星団全体を観察するのがおすすめです)
中口径望遠鏡(10~19cm): ◎(たくさんの星が見えて、にぎやかな姿を楽しめます)
大口径望遠鏡(20cm以上): 〇(たくさんの星が見える一方、倍率や視野によっては星団全体を一度に見ることが難しくなります)

※見え方は、望遠鏡の口径だけでなく、空の暗さ、透明度(とうめいど)、月明かり、倍率(ばいりつ)、観測者(かんそくしゃ)の暗順応(あんじゅんのう)などによって変わります。

【特徴と解説】

M7は、夏の南の低い空、さそり座の尾の近くにある、とても大きく明るい散開星団(さんかいせいだん)です。

地球からの距離は約980光年で、メシエ天体の中でも比較的(ひかくてき)近い場所にあります。

この星団は非常に明るいため、メシエがカタログを作るよりはるか昔から知られていました。今から約1900年前、古代ローマ帝国の時代にアレクサンドリアで活躍した天文学者・数学者のクラウディオス・プトレマイオス(英語名:トレミー)も、この星団を観測して記録に残しています。

そのことから、M7はトレミー星団という愛称(あいしょう)で呼ばれています。

【観測のポイント】

M7は、見かけの大きさが約80分角もある、とても大きな星団です。これは満月の直径の約2.7倍に相当します。

そのため、倍率の高い望遠鏡よりも、肉眼や双眼鏡、低倍率で広い視野が得られる小さな望遠鏡で見るほうが、星団全体の美しい姿を楽しみやすい天体です。

また、M7の近くには、同じさそり座の散開星団「M6(バタフライ星団)」があります。

広い視野を持つ双眼鏡などを使えば、M6とM7を同じ視野に入れて楽しめる場合があります。 同じ散開星団でも、星の集まり方(密集度)や星の色、全体の大きさなどに違いがあります。

M6とM7を見比べながら、それぞれの特徴を探してみるのもおすすめです。

【撮影データ】

撮影日: 2025年8月19日
撮影機材: スマート天体望遠鏡 Seestar S50