M6_2025/08/19

【基本データ】

M番号: M6
NGC番号: NGC6405
愛称: バタフライ星団
天体の種類: 散開星団(さんかいせいだん)
星座: さそり座
見頃の季節: 夏
視等級(明るさ): 4.2等
地球からの距離: 約1,600光年
見かけの大きさ: 約25分角

【見え方の目安】

肉眼: △〜〇(空が暗い場所なら、星の集まりとしてぼんやりと見えます)
双眼鏡: ◎(蝶の形に並んだ星々が美しく見えます)
小口径望遠鏡(5~9cm): ◎(まばらに星が集まる散開星団らしい姿がよくわかります)
中口径望遠鏡(10~19cm): ◎(暗い星も見えてきて、にぎやかな感じになります)
大口径望遠鏡(20cm以上): ◎(さらに微星が増え、より華やかな姿を楽しめます)

※見え方は、望遠鏡の口径だけでなく、空の暗さ、透明度(とうめいど)、月明かり、倍率(ばいりつ)、観測者(かんそくしゃ)の暗順応(あんじゅんのう)などによって変わります。

【特徴と解説】

M6は、夏の夜空を代表する、さそり座にある散開星団(さんかいせいだん)です。

散開星団とは、比較的(ひかくてき)若い星々が集まっている天体のことです。M6は、明るい星々が羽を広げた蝶(ちょう)のように並んで見えることから、「バタフライ星団」という可愛らしい愛称(あいしょう)で呼ばれています。

M6の中には、特に目立つオレンジ色(橙色)の星があります。この星はBM Scorpii(ビーエム・スコルピイ)という半規則型変光星(はんきそくがたへんこうせい)です。約850日ほどの周期で、5〜7等級程度の範囲でゆっくり明るさが変化することが知られています。

何度も観察していると、この星の明るさが少しずつ変化していることに気づけるかもしれません。

【観測のポイント】

M6は明るく広がった星団のため、双眼鏡や小さな望遠鏡でも十分に楽しむことができます。

特に双眼鏡や低倍率の望遠鏡では、星団全体を広い視野で眺めることができ、「バタフライ星団」と呼ばれる蝶の形を見つけやすくなります。

大きな口径の望遠鏡を使うと、明るい星のまわりに暗い星(微星)も徐々(じょじょ)に見えてきて、よりにぎやかで華やかな姿になります。

観察するときは、まず星の並びから蝶の形を探してみましょう。そのあとでオレンジ色のBM Scorpiiに注目し、明るさの変化を長期間観察してみるのもおすすめです。

また、M6の近くには、同じさそり座にあるM7トレミー星団もあります。双眼鏡などを使って、2つの美しい散開星団を続けて探してみるのも楽しいでしょう。

【撮影データ】

撮影日: 2025年8月19日
撮影機材: スマート天体望遠鏡 Seestar S50