M4_2025/09/07

【基本データ】

M番号: M4
NGC番号: NGC6121
愛称: 特になし
天体の種類: 球状星団(きゅうじょうせいだん)
星座: さそり座
見頃の季節: 夏
視等級(明るさ): 約5.6等
地球からの距離: 約5,500光年
見かけの大きさ: 約36分角

【見え方の目安】

肉眼: △(空が非常に暗い場所では、かすかに見えることがあります)
双眼鏡: 〇(丸くぼんやりとした光のシミのように見えます)
小口径望遠鏡(5~9cm): 〇(星が比較的まばらに集まっているため、球状星団らしい「ざらつき」が感じられます)
中口径望遠鏡(10~19cm): ◎(条件が良ければ、周辺の星が少しずつ分かれて見えてきます)
大口径望遠鏡(20cm以上): ◎(さらに多くの星を分離して観察しやすくなります)

※見え方は、望遠鏡の口径だけでなく、空の暗さ、透明度(とうめいど)、月明かり、倍率(ばいりつ)、観測者(かんそくしゃ)の暗順応(あんじゅんのう)などによって変わります。

【特徴と解説】

M4は、夏の夜空を代表するさそり座にある球状星団(きゅうじょうせいだん)です。
地球から約5,500光年離れた場所にあり、太陽系から最も近い球状星団として知られています。
球状星団は、数万~数十万個もの古い星が、ボールのような丸い形に集まった天体です。M4もたくさんの星が集まっていますが、ほかの球状星団と比べると、中心部の星の密集度が比較的低いことが特徴です。
そのため、中心部が一つの強い光のかたまりになりにくく、望遠鏡では星を一つひとつ分けて観察しやすくなっています。
M4は、明るい恒星アンタレスのすぐ近くに見えるため、アンタレスを目印にして探すことができます。

【観測のポイント】

M4は、球状星団の中でも比較的観察しやすい天体です。双眼鏡では、ぼんやりとした光のシミのように見えますが、小さな望遠鏡を使うと、星が集まっている「ざらざら」とした質感が感じられるようになります。
さらに大きな口径の望遠鏡を使うと、周辺部を中心にたくさんの星が一つひとつ分かれて見えてきます。
M4は、小口径望遠鏡でも球状星団らしい姿を楽しむことができ、大口径望遠鏡ではさらに多くの星を観察できるという、望遠鏡の口径による見え方の違いを体験しやすい天体です。
また、M4は非常に古い星々が集まった天体で、星の進化を研究するうえでも重要な球状星団です。

【撮影データ】

撮影日: 2025年9月7日
撮影機材: スマート天体望遠鏡 Seestar S50