木星族彗星(Jupiter-family comet: JFC)は、主に木星の強力な重力の影響を受けて軌道が変化し、太陽系の内側に取り込まれた短周期彗星のグループとなります。

【主な特徴】
太陽を公転する周期が通常20年未満と短く、比較的頻繁に太陽系内部に回帰します。
遠日点(太陽から最も遠ざかる位置)が木星の軌道付近にあるのが特徴です。

【黄道面に沿った軌道】
軌道傾斜角が小さく、惑星と同じような平面(黄道面)に近い軌道を描いて順行するものが大半となります。

【力学的な定義】
天体力学的には、木星に対するティスラン・パラメータ(Tisserand parameter)TJ が 2 < TJ < 3 の範囲 の範囲にある彗星として明確に定義されます。

【起源】
主に海王星以遠のエッジワース・カイパーベルトや散乱円盤からやってきた天体が、惑星(主に木星や海王星)の重力散乱によって少しずつ軌道を変えられ、現在の短い軌道に落ち着いたと考えられています。

10Ptempel_2026/06/16
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